交換レンズの種類
レンズを交換して思い通りの写真が撮影できるのが、一眼レフカメラの醍醐味の1つです。しかし、種類が多すぎてわかりにくい一面もあります。 ここでは、交換レンズについて簡単ではありますが、解説していきます。
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ズームレンズと単焦点レンズ
ズームレンズ
交換レンズは大きく分けると2種類に分けることができます。
1つ目がズームレンズです。これはその名の通り、ズームをして焦点距離を変えて撮影することができるレンズです。カメラ本体とセットになっているレンズのほとんどがズームレンズになっています。
ズームレンズのメリットは被写体に近づくことが物理的に不可能なばあいでも、被写体をアップで撮影することができる点です。木にとまっている鳥などを撮影する場合などです。
アップにしたり、広角にしたりと、構図を自由に作ることができるレンズです。
単焦点レンズ
ズームレンズと違い、焦点距離が固定されているレンズを「単焦点レンズ」といいます。焦点距離が50mmなどで固定されているため、ズームは一切できません。
ズームができないレンズは不便に思えますが、単焦点レンズにもメリットがあります。それは、焦点距離が変えられないものの、F値が小さいレンズが多く、背景ボケがキレイな写真が撮影できる点です。
→ F値について
F値を小さくできるということは、暗い場所でもシャッタースピードを落とすことなく撮影できるので、室内での撮影にも使えます。
もちろん、屋外の撮影にも単焦点レンズを使用することはできます。しかし、その場合、ズームが一切できないので、自分の足で近づいたり、遠くに離れたりしながら、構図を決める必要があります。
ズームレンズと単焦点レンズには、どちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらが良いとは言えません。場面に合わせてズームレンズと単焦点レンズを使い分けることが大切です。
4種類のレンズ
ここまでズームレンズと単焦点レンズについて解説しましたが、さらにこの2つのレンズにも用途に合わせて4種類にわけられます。
広角レンズ
広角レンズは広い範囲を撮影するのが得意なレンズです。風景や建物の撮影ははもちろんですが、室内のインテリアや部屋の全体の撮影にもつかえます。
望遠レンズ
望遠レンズは遠くの被写体をアップにして撮影することができます。野鳥の撮影など被写体に近づいて撮影できないものを撮ることができます。その他に運動会などのスポーツの撮影にも向いているレンズです。
マクロレンズ
花などの小さな被写体を大きく写すことができます。また、マクロレンズはボケがとても綺麗にでるので幻想的な写真が撮影できます。
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標準レンズ
標準レンズは上記の3種類のレンズのように、突出した性能はありませんが、オールマイティに活躍してくれるレンズです。人物の撮影や風景はもちろん、室内・室外どちらでも撮影できます。また、肉眼で見た通りに近い写真が撮影できるのも、標準レンズの特徴です。
まとめ
交換レンズはデジタル一眼レフカメラの楽しみの1つです。種類もたくさんあり、カタログを見ているだけで楽しくなります。しかし、初心者の方にはわかりにくい点も多いかと思います。そんな時は、フォトコンテストなどで、撮ってみたい写真を探して、そのカメラマンが使っているレンズを調べて見るのも1つの手です。
交換レンズは得意な被写体はありますが、このレンズはこの被写体しか撮ってはならない、と言った決まりはありません。レンズの特性を理解しつつ、自由に撮影していきましょう。
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