絞り優先モード
デジタル一眼レフカメラの撮影モードの中に「絞り優先モード」というものがあります。
これは、撮影するときに絞りを自分で設定すると、カメラが適正露出に合わせてシャッター速度を設定してくれるモードです。
→ 絞り シャッター速度 絞り値とシャッター速度 撮影モード
全自動モードで慣れてきた方は、この絞り優先モードで撮影していくと、より表現方法が広がっていくと思います。
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おすすめの絞り値
前述のとおり、絞り優先モードでは、絞りを設定するとカメラ本体が自動でシャッター速度を設定してくれます。
そこで、絞り値を変えると被写界深度が変わります。
被写界深度がかわると背景のボケ具合が変わり、写真全体のイメージがガラっとかわるので、おすすめの絞り値を少し紹介しておきます。
・スナップ写真 → F1.4~F5.6
強調したいものがあるときはF1.4~F1.8と小さめの絞り値にして背景をぼかします。背景を残したい時には~F5.6程度を目安に絞り値を上げていきましょう。
・風景写真 → F1.4~F11
風景全体を捉えるときはF8.0~F11程度にして、全体をくっきりと写しましょう。一部分を捉えたい時には、スナップ写真同様に低めの絞り値にして背景をぼかすことで強調することができます。
・ポートレート → F1.4~F4.0
人物やペットなど、強調したいものを撮影する場合はF1.4~F4.0を目安に低めの絞り値にすることで、被写体をみだたせることができます。
※あくまでも目安となりますので、表現したいものや強調したい被写体など、ご自身の理想に合わせて絞りを設定していきましょう。
明るさの調整
繰り返しになりますが、絞り優先モードで設定するのは絞り値のみでシャッター速度はカメラが自動で設定します。
よって、露出が自動的に適正露出になります。
しかし、「もう少し明るく(暗く)したい」という場面は多いと思います。
そんな時には、「露出補正」を使いましょう。
→ 露出補正について
まとめ
絞りを設定すると、シャッター速度を自動で設定してくれるのが、絞り優先モードです。
プロカメラマンの方でもこのモードを使用していたりします。
上にも書きましたが、全自動モードでの撮影に慣れてきたら、絞り優先モードで撮影することをおすすめします。
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