絞り値とシャッター速度の組み合わせ

絞り値とシャッター速度の組み合わせで、写真の露出は変わります。(ここではISO感度を固定で考えます)

→ 露出について

→ シャッター速度について

絞り値を大きくすればセンサーに写る像は暗くなりますが、シャッター速度を遅くすることで適正露出にすることができます。

反対に、絞り値を小さくしてシャッター速度を速くすることで適正露出にすることができます。

例えば、「絞り値F8」の時に「シャッター速度」1/60で適正露出の場合、「絞り値F11」と「シャッター速度1/30」でも適正露出になるということです。

では、絞り値とシャッター速度の組み合わせは様々なので、適正露出であればそれぞれを意識しなくて良いかというと、そうではありません。

絞り値を変えると被写界深度が変わり、シャッター速度を変えれば動いている被写体のブレ加減がかわります。

撮影する被写体や構図・表現法に合わせて、絞り値とシャッター速度を組み合わせなければなりません。

→ 被写界深度について

例えば、噴水を撮影するときに、水の流れを表現したいのであれば、「絞り値を大きく」「シャッター速度を遅く」します。

そうすれば、水流の軌跡がとらえることができ、背景にもピントが合います。

同じ噴水でも、水の水滴をとらえたいのであれば、「絞り値を小さく」「シャッター速度を速く」します。

そうすれば、水流ではなく水滴をとらえることができ、被写界深度が浅くなり背景がキレイにボケます。

適正露出となる絞り値とシャッター速度の組み合わせは何通りもありますが、被写体や表現法によって、絞り値とシャッター速度を変えてきましょう。

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