被写界深度とは

被写界深度_表

被写界深度とは、ピントの合う距離の範囲のことです。

被写体にピントを合わせた時に、その被写体の前後にもピントが合う範囲があり、この範囲を被写界深度と言います。

ピントの合う範囲が広いほど「被写界深度が深い」と言い、逆に狭いほど「被写界深度が浅い」と言います。

被写界深度は、使用するレンズの絞り値と焦点距離、カメラから被写体までの距離の3つの要素で変化します。

例えば、絞り値を大きくするほど被写界深度は深くなり、逆に絞り値を小さくするほど浅くなります。(画像参照)

絞りについて

背景のボケた写真を撮影したい時に被写界深度を考慮して撮影します。

絞りを開いて、レンズの焦点距離を長く、被写体に近づく、ぼかしたい背景をできるだけ遠くに置くと、背景がきれいにボケた写真を撮影することができます。

一般的なコンパクトデジタルカメラの場合、被写界深度の浅い写真を撮影することが非常に困難です。

コンパクトデジタルカメラのセンサーはデジタル一眼レフカメラと比べて非常に小さいため、レンズの焦点距離が短くなってしまいます。

そのため絞りを開いても背景のボケた写真を撮影することができません。

まとめ

風景写真など、全体を見せたい場合は被写界深度を深く撮影します。

反対に、花の接写や人物写真など見せるものを限定したい場合は被写界深度を浅く撮影します。

コンパクトデジタルカメラやスマホカメラでは、ボケを使った写真はなかなか撮影出来ません。

「被写界深度」を自在に操ることは、デジタル一眼レフカメラの上達の第一歩です。

「絞り値」や「撮影距離」などの関係をしっかり理解していきましょう。

おすすめページ

 

▲トップページへ戻る

スポンサーリンク