組写真の作り方・考え方【1】

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年から、2014年に展示した組写真について説明していきます。

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右の組写真が、1月に展示したものです。1月なので、神社にお参りするイメージで組みました。

左側の写真を見てください。この写真はベゴニアの花びらです。エクステンションチューブを使い、三脚、リモートスイッチで撮影しました。
場所は、神戸の花鳥園(今は「神戸どうぶつ王国」に名称が変わっています)です。

神社の鳥居の写真を使おうと思ったのですが、なかなか思った写真がなかったので、それならば、色だけで鳥居をイメージしてもらえたらと思い、この花びらの写真にしました。

次に、右上の写真を見てください。
この写真は、京都 上賀茂神社で撮影しました。境内にある細殿(さいでん)の角の部分の装飾です。年月を経てきた建物の木材と、きっと近年に修復されたであろう金色の金具との対比に心惹かれ、撮影しました。

本当はもう少し離れて撮れば良かったのですが、キチキチにはめて撮影していて、A3の比率にトリミングすると、少し切れてしまいました。下側にもう少し余白がある方が良かった気がします。

最後に、右下の写真です。

大阪城の梅林で撮影しました。
この日は、小雨が降っていて撮影は少し大変でしたが、そのお陰で花の白と、幹の黒とが良く対比していると思います。

梅の花だけ撮影すると、何かしまらない写真になってしまいますが、バックにどんな幹を、または、どんな枝を入れるかによって、ずいぶん写真が違ってくるのではないでしょうか。

この組写真は、神社に行き、朱の鳥居をくぐり、本殿にお参りして、帰り道で梅の花に出会うという、ものがたりになります。

 

2017年卓上カレンダー完成!

6枚の写真が組み写真カレンダーになりました!

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