堀川戎に撮影に行ってきました。今年で3年目です。
1年目の時に出会った彼がいます。
射的の出店で的になるお菓子を並べていました。
その並べ方がとてもセンスが良くて、お客さんがいなくなってから、
「ここの写真、撮らせてもらっていい? お菓子並べるの、兄ちゃんがしたん?」
「そうです。」
「うまいネェ、センスあるよ、デザインか何かしてたん?」
「前に写真撮ってた、今はもうしてないけど。」
「そうなんや、何でやめたん?」
「いろいろあって、おばさん、何で写真撮ってるの?」
「初め携帯で撮ってたんやけど、物足りなくなって。それで、その頃ちょうどテレビのCMで渡辺謙さんが『趣味なら本気で』と言ってたから、一眼レフを買ったんやけど、いざとなるとどう使えばいいかわからなくて。それでカメラの学校に行く事にして、今、行ってんねん。うん・・・・嫌いじゃないみたいやから、続けてみようと思って・・・」
と会話して別れた。
そして次の年、兄ちゃんの出店あるかなぁと思って行ってみると、彼はいた。
今、友達とバンドしていて演奏する曲の作詞をしていて大変だとの事。
私もその頃、組写真のハガキに書く文章に四苦八苦していた。
すると、ある人が「やまと言葉」についての本を紹介してくれた。
その本に「1970年代のフォークソングは全てやまと言葉でできている。だから、人々の心に響くのだ。」
と書かれていたのを思い出し、彼に伝えた。
あれから1年。今年も彼は同じところにいた。
昨年より凛々しい表情の彼に会えました。
何故か、「ありがとう」の言葉が頭に浮かんだ。
また来年、彼に会いに来よう。
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- Canon EOS60D を背負った60歳の主婦カメラマン
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