組写真の作り方・考え方 2014年3月編【1】

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今月は、2014年3月に展示した組写真について説明していきます。

この組写真は、初めに真ん中の写真を決めて、組んでいきました。

この真ん中の写真は、大阪城天守閣前にある日本庭園のすぐそばの階段です。
そこを、4人の男の子たちが登っていくのを見ていると、彼らはその上に何もないのに気づき「なんだぁ~。」という感じで、引き返してきた。みんな手に同じ白い袋を持ち、思い思いの様子で階段を降りてきている姿に、何かリズムがあり面白いと思えた。
その時撮影した7枚のうちの1枚です。

次に、上の写真を見てください。
この写真は、大阪府枚方市の山田池公園です。公園内の360度パノラマビューが楽しめるという「芝生の丘」に登ってみました。
かなり遠くまで見渡せ、その景色の中の鉄塔の多さにびっくりしてしまった。そして、振り返ってみると、ポプラの木が丘から顔を出していた。ポプラの木のこんな高い所が、すぐ目の前に見える楽しさ、まるで、丘の上に「にょきにょき」と生えてきたように見え、都会では、なかなか出会えないシチュエーションに、思わずシャッターを切りました。写真の上の辺りに送電線が写っています。

次に、一番下の写真は、雨上がりの神戸港旧信号所あたりの写真です。

この続きは次回に、どうぞお楽しみに。