前回の続きです。
一番下の写真を見てください。
雨上がりの神戸港旧信号所あたりの写真です。
海沿いに杭があり、その杭に縄が通っています。杭そのものではなく、あえて水たまりに写っている杭を主役にし、真ん中の写真の彼ら4人に合わせて、杭4本のところでトリミングしました。
今回の作品は、「ものがたり」というよりも、3枚の写真の共通するものを、それぞれ違う形で表現した組写真になっていると思います。
この頃、同じもの、同じようなものが並んでいる構図に、つい心惹かれシャッターを切る自分がいるなぁ、どうしてだろう・・・、と思っていました。そして、この思いを言葉にする難しさも感じていました。
ある日、本屋でフランスの写真家「アンリ・カルティエ=ブレッソン」の「こころの眼」というエッセーに偶然出会った。その本の「構図」のところに「写真には、幾何学的配置がシャッターを切った瞬間、直感でそこに固定されているに違いない。」と、そして「シャッターを切る時の構図は直感だ。」と書かれてあった。
日々の暮らしを、ほぼ直感で生きている私にとって「う~ん、これはこれで、ありなんだ。」と思うことが出来ました。
Author Profile
- Canon EOS60D を背負った60歳の主婦カメラマン
Latest entries
私の組写真の考え方2017.07.21組写真の作り方・考え方 2014年11月編【2】
私の組写真の考え方2017.03.01組写真の作り方・考え方 2014年11月編【1】
私の組写真の考え方2017.01.16撮影に行って 堀川戎
私の組写真の考え方2016.11.302017年 組写真カレンダー(Season)について【2】
スポンサーリンク