組写真の作り方・考え方 2014年3月編【3】
以前にも書かせていただきましたが、この組写真は、初めに真ん中の写真を決めて組み始め、次に、上のポプラの木の写真が決まりました。
残り3枚目をどんな写真にしようかと、いろいろ考えながら、今までに撮りためていた写真の中から探しました。
なぜこの写真になったかというと、たまたまですが、杭とそれに通っているロープの構図が、真ん中の写真に似ていることと、この写真の左上の隅に写っている「ビッド」(船を港にロープでつないでおく時に使うもの)の色が、真ん中の写真の左から二人目の男の子の服の色とが似ていたので、この写真に決めました。
この写真を撮影したのは、神戸港旧信号所あたりです。
この日は、朝から小雨が降っていたのですが、この写真は、ちょうど雨が上がった頃に撮影しました。
元の写真には杭全体と、水たまりに写り込んでいる杭と、両方写っています。このままでは組写真に入れるのに少し余計なものが多いので、トリミングしました。
その時に考えたのは、真ん中の男の子たちの写真は、彼らが階段を降りて来ているので、下向きの流れがあります。
なので、トリミングで水面に映っている杭の方を主役にして、同じ下向きの流れを表現しました。
そして、男の子たちは四人なので、杭も四本の所で、上で説明した同じ色の左上のビッドも少し入れてトリミングして、組写真にしました。