スナップ写真とレンズ
私が撮っている写真は、ほとんどがスナップ写真です。
時には、エクステンションチューブ、リモートスイッチを鞄につめて、三脚を持って出かける事もありますが、いつもはカメラだけです。
私のカメラは、「キャノンEOS60D」レンズはカメラを買う時にセットになっていた 「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS 」です。このレンズは、広角から中望遠までいけるので、EOS学園での撮影会もこれ一本で行きました。(今から5年ほど前です)
1年ぐらいして、もう少し望遠のレンズが欲しいと思うようになりました。その頃ちょうど、EOS学園の先生 (私と同じようにスナップ写真を撮っている先生)の講演があったので、行ってみる事にしました。
- どんな構図なのか?
- 何を被写体にしているのか?
- どんなレンズを使っているのか?
- どんな思いで撮影しているのか? などなど
知りたい事がたくさんありました。
その先生が教えてくださったポイントは、
- 写真を撮るとき、何を感じながら撮影しているのか
- 本当に大切なものは目には見えない
- 日常にあるものを切り取っていく
- 自分らしさを大切にする
- セオリーに囚われない
- 広いものを広く、狭いものを狭く撮る
などがありました。
また、スナップ写真を撮るときの注意として
- 重いものは持たずに、身軽にして動きやすくする
- 自分の身体を三脚代わりにして撮影する
- 壁があれば壁に寄りかかって、身体を出来るだけ固定する
と言われていました。
講演してくださった先生がよく使っているレンズは、広角は「17-40mm」、望遠は「70-300mm」との事でした。
その後、教室で教えてもらっている先生にも相談しました。
先生は、「F4が付いている明るいレンズがいいよ」との言われただけで、具体的にこのレンズが良いとは言われなかったのです。
そこで、キャノンの『EFレンズ/EOSアクセサリーカタログ』のレンズの仕様を一つ一つ読みました。
すると、望遠のわりにはコンパクトでありながら、広角70mmから望遠300mmまでの広い焦点距離をカバーする 「EF 70-300mm F4-5.6L IS USM」のレンズを知り、これにしようと決めました。
そうすると、今までのレンズは、455gだったのに比べ重さが倍以上の1050gになりました。
なので、EOS学園の撮影会に行く1ヶ月ぐらい前から、3kgのダンベルを持ち、腕の感覚を鍛えた記憶があります。
このレンズのデビューは、友ヶ島(和歌山県)での撮影会でした。自然の中での撮影はとても楽しく写真を撮る事ができました。
そして、写真をパソコンの画面で見た時の明るさ、くっきり感に目を見張りました。
このレンズにして良かったとつくづく思いました。
この写真は友ヶ島で撮影したものです。
焦点距離とは
「写る被写体の大きさを表す数字」です。
「100m先にある、100mの高さのビルを、5mmに写すレンズの焦点距離が50mm」、
「100m先にある、100mの高さのビルを、70mmの大きさに写すレンズの焦点距離が700mm」
ということになります。