組写真の作り方・考え方【2】
三脚・エクステンションチューブ・リモートスイッチ
(→ 三脚・エクステンションチューブ・リモートスイッチについて)
前回の「組写真の作り方・考え方【1】」で紹介しました、花鳥園でのベゴニアの花びらの「マクロ撮影」の様子を説明していきたいと思います。
私の持っている三脚は、ベルボンのシェルパシリーズ535です。
カメラがキャノン60D、当時所有するレンズの中で一番重い EF70-300mmF4-5.6L などから、学校の先生に相談して決めました。
花びらの撮影にはいります。
先ず、花を観察します。
花の形が面白い、綺麗な色がある、色の濃淡が多くある、などなど、撮影したいと思うところを探します。
決まったら、三脚を先の方から順に伸ばします。三脚は、元の方から伸ばすと先の方を伸ばすときに手が届かなくなります。私の三脚はロックレバーなので、ワンタッチで出来ます。
次に、すでにクイックシューを取り付けてあるカメラを、カチッと音がするのを確かめて、三脚の雲台に取り付けます。この時、リモートスイッチもカメラに付けます。
この時のマクロ撮影には、エクステンションチューブ(EF12II※1とEF25II※2)を2枚、キャノン60Dのボディと、EF-S18-135mmF3.5-5.6ISのレンズの間に挟みました。
絞り優先AEにして、絞り開放、レンズを望遠側にし、ISO設定は低くします。そして、レンズのAF(オートフォーカス)をMF(マニュアルフォーカス)にします。
その状態で、撮影したい花にグッと近づき、ライブビューでピントの位置を拡大(拡大することでより厳密なピント合わせが出来ます)し、手動でピントを合わせます。
いよいよシャッターを切りますが、その前に、レンズのスタビライザー(手ぶれ防止機能)をOFFにします。
三脚に固定しているときは、シャッターを切る事により、逆に揺れてしまう事もあるようなので、OFFにした方がいいようです。
さぁ、リモートスイッチでシャッターを切りましょう!
※1 CanonエクステンションチューブEF12II(使用可能レンズはCanonホームページでご確認ください)
※2 CanonエクステンションチューブEF25II(使用可能レンズはCanonホームページでご確認ください)
→Canon:EF LENS│レンズアクセサリー
(Canonのホームページが開きます。)