組写真の作り方・考え方 2014年5月編【1】
4月の組写真に「さくら」のコラージュを展示したので、5月の組写真のテーマでは「桜の季節が移り行く」を表そうと、大阪城公園に撮影に出かけた。
まず、下の2枚の写真を見てください。
左側の写真に、散っている花びらが写っています。
たまたま、茶色のブレザーの人が通りがかって、とてもラッキーでした。
それまで、どれだけ風が吹くのをじっと待ち、どれだけ舞い散る花びらを追いかけてシャッターをきったことか…。
次に、右側の写真を見てください。ここは、ほとんど人の通らないところです。
だから、花びらがたくさん散り積もっていました。
「あっ、花びらのピンクと緑がきれい」
と思い、シャッターをきりました。
展示した時のバランスを思い、写真の重心を右に寄せてトリミングしました。
(以前の記事 組写真とトリミング を参考にしてください。)
- 2枚の写真全体が、ピンクとブラウンの色でまとまっている。
- この2枚の写真は同じ日に撮影している。だから、空気感というか、感じられるものが類似している。
上の共通する2つのポイントで、組めました。
今更ながら、茶色のブレザーの人物の撮影ができたのは、本当にラッキーだったと思います。
次回は、上の写真の説明をします。
つづく