組写真の作り方・考え方 2014年5月編【2】
前回は、下の2枚の写真について説明しました。
今回は、上の写真について説明します。
この写真は、花びらが散ってしまった後を表そうとしています。
そのために、下の2枚の写真を撮った2日後に、もう一度、大阪城公園に撮影に出かけました。
写真を撮りながら、
「すべての花びらが散ってしまっていては、面白くないなぁ」
と思い、一輪だけ咲いていて、それも光を浴びて輝いている、この桜の花を撮影しました。
しかし、一輪の花をすべて入れると、桜の花が主人公になってしまいます。
なので、花びらの一部分をトリミングでカットしました。
こうすることで、一輪の花から、すでに花びらが散ってしまっている額に目線がスライドしていきます。
今回は少し短いですが、ここまでで。
次回は、3枚の写真の全体感をお話しします。